子どもの歯について vol.1 0歳-1歳で注意すべきこと。

自主的に歯科を受診しなければ、1歳半健診が初めて歯科受診をする機会となります。
しかし、歯は6-7か月からはえてきます。歯磨きの開始時期を含め、健診で歯科の質問をされることも多いです。
健診で質問出来なかった方は、今回の記事で確認しておきましょう。

本日の内容は、

0-4か月児  親御さんの口の中の菌がうつらないように注意しましょう。

4か月-1歳児 歯がはえてきたら歯磨きとフッ素塗布を開始しましょう。

になります。年齢毎に詳しく確認していきましょう。

1 0-4か月児(無歯期)
まだ歯がはえていませんので特に処置はありません。ですが、この時期から親御さんの指でお子さんの歯茎を触ることは推奨されています。親御さんが口を触ることに対しての違和感がお子さんになくなるので今後歯磨きがしやすくなる可能性が高まること、親御さんがお子さんの口の中を観察して気になる所見がないことを確認するという意味があります。

この時期の気をつけるべきは親御さんの口の中の菌がお子さんにうつってしまうことです。そのため、口移しや口同士のキス等は虫歯の原因菌(ミュータンスレンサ球菌)がうつってしまうため控えるべきです。

2 4か月-1歳児(乳切歯萌出期)
生後8-9か月から歯がはえてきます。 1本目の歯がはえてきたら歯磨きを開始しましょう。歯ブラシを使用する準備として、市販で売られている歯磨き用ガーゼを使用しクリーニングを開始します。

「ガーゼ磨きと歯ブラシはどのタイミングでかえればよいでしょうか」という質問をうけます。
説明しましょう。
歯茎と歯の間に歯垢がたまります。そこにミュータンスレンサ球菌が定着し虫歯が進行していきます。最初はガーゼ磨きで汚れをとればよいですが、歯が複数本はえてきて離乳食が進むと、歯と歯の間の洗浄が出来なくなります。また、ガーゼだと歯茎と歯の間に汚れを逆に塗りこんでしまうことがあります。

お子さんは一般的に下の歯から乳歯ははえてきます。そのため、下の歯のみの時期はガーゼ磨き。
上の歯がはえてきたら歯ブラシをするよう私は推奨しています。

ミュータンスレンサ球菌は9か月前後からという報告があることから、歯が4本生えたら歯磨きをはじめましょうという意見もあります。ですが、ガーゼや歯ブラシによるケアは早めに開始して悪いことはありません。歯のケアも母子関係を深める大事な時間になりますので歯がはえてきたらケアを開始しましょう。

またフッ素塗布の開始時期になります。わからないことがあれば、かかりつけの歯科の先生に相談してみてくださいね。

歯科についての知識を追加で少し説明します。
寝ている間は唾液の量が少なくなるため虫歯のリスクが高くなります。添い寝をしながら母乳やミルクをあげると上の歯の裏側に長時間ミルクが貯留することになります。それが虫歯の原因になるといわれています。下の歯は唾液で洗い流されるため頻度は多くありません。
(母乳そのものが虫歯のリスクではありません。そこは誤解しないようにしてください)

アメリカやヨーロッパでは子どもと母親は別の部屋で寝る習慣があります。
日本では添い寝の習慣がありますので、日本が諸外国に比べ虫歯の罹患率が高いことが報告されています。寝かしつけのための母乳やミルク後に歯をガーゼでふくだけでも虫歯を予防することが可能ですのでやってあげましょう
(寝かしつけでミルクや母乳をあげて寝たあとに歯をふくとお子さんが起きてしまいます。そのためせっかく寝たのにという気持ちになってしまいます。そっと行いたいものです)

最後に虫歯についての説明です。
歯は口の環境が酸性になると歯からカルシウムがぬけていき(脱灰)、アルカリ性だとカルシウムが歯にはいっていく(再石灰化)ことがわかっています。そのため、口の中が酸性になることが虫歯につながります。
昔「ジュースを飲むと歯が溶けるからやめなさい」と1度は親に言われたと思います。これは、ジュースに含まれている砂糖が口の中を酸性にするためです。ジュースを飲ませたくない親の心理だけではなく根拠があるのです。
そして虫歯の原因のミュータンスレンサ球菌は酸性の物質を出すことがわかっています。そのためこの菌を除去すること、口の中をアルカリ性に保持することが虫歯の予防に重要であることがわかります。

フッ素をなぜ塗布するように指導されるのかというと、フッ素は口の中をアルカリ性にするため再石灰化を促します。そのため、歯が生え始めるとフッ素を塗布するように指導がいくわけです。

出生後から1歳までの歯科について説明しました。
次回は1歳以降の歯科の注意点を説明したいと思います。

先日、三嶋大社に初詣に行ってきました。我が家の恒例行事です。

写真は、客殿横の廊下です。
いつもこの廊下を全力で走り回っています。笑

ちなみに、子ども達のお宮参り、七五三祝いと大切なイベントも全てこちらの神社でお世話になっています。

娘が生後1か月の時から訪れているので、成長が見れて感慨深いものです。
境内には神鹿園という鹿にせんべいをあげるエリアがあり子ども達のお気に入りです。
息子はせんべいと一緒に手も食べられています。笑 

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