卵アレルギーについて vol.3

続きになります。ここからの内容が時間の関係で診察中に説明出来ていない内容になります。
説明していきましょう。

食事指導について

Vol.1で説明した20分、13分間加熱のゆで卵だけを摂取していくことは味の問題から継続することが難しい場合があります。
その場合、安全に食べられる量がある程度決まっていれば、加工食品に変えたり、炒り卵や薄焼き卵に変更したりすることで摂取を継続することが出来ます。

加工食品について

まず下の表を見てください。(あいち小児保健医療総合センターアレルギー科が作成したおいしく治す食物アレルギー攻略法に記載されている内容です。)

ゆで卵白1g以下 (全卵換算で1/40個)ゆで卵白2g (1/20個)ゆで卵白5g(1/8個)
ゆで卵の卵黄のみビスケット、クッキー1枚コロッケ1個
ちくわ1/2本ちくわ1本唐揚げ3個
食パン、 スティックパン1/2枚食パン、 スティックパン1枚中華麺1玉
ハム、ベーコン、 ウインナー1/2枚ハム、ベーコン、ウインナー1枚 
唐揚げ、コロッケ1口  
ゆで卵白10g (全卵1/4個)ゆで卵白20g (全卵1/2個)
ハンバーグ1個カステラ1切れ
ドーナツ1個、ロールパン1個バウムクーヘン1/2個
ホットケーキ1枚シフォンケーキ1切れ

1番大事なのは卵白1g以下の食品です。
この食品を食べてもよい方は卵白2gを食べることが出来る方になります。
卵白2gが食べられれば加工食品に変えることが可能となります。

塩分が気になるため、ハムやベーコン、唐揚げは1歳未満の児へはあげられませんがパンをあげることは可能です。
パンが嫌いでなければ、卵の摂取をパンで続けることが出来るのでかなり楽です。

複数回摂取して問題なければ10%程度の増量を指示し、症状がでないかを確認していきます。
もちろんゆで卵で負荷量を増量し症状の有無を確認していくのが基本となりますが、ゆで卵嫌いの場合、摂取を継続するためにも効果的ですし、食べても大丈夫な範囲の量を次回の採血まで継続していく場合にもとても有効です。

炒り卵、薄焼き卵について

炒り卵と薄焼き卵は加熱により水分が蒸発してしまい、重量が40%程度減少します
もともと卵のMサイズは約60gです。この卵を調理した後のgを下の表に記します。
(この表もあいち小児保健医療総合センターアレルギー科が作成したものになります)

指示量ゆで卵炒り卵薄焼き卵
1/20個2.5g1.5g1.5g
1/8個6.5g4.0g4.0g
1/4個13.8g8.0g8.5g
1/2個26.5g16.5g17.5g
1個53.0g33.5g35.0g

調理によって全卵、炒り卵、薄焼き卵の量に差があることがわかります。そして、炒り卵と薄焼き卵はゆで卵のおおむね60%の重量になっていることがわかります。
そのため、ゆで卵と同じ量の炒り卵や薄焼き卵を摂取すると、思っているよりも多い量を摂取することになるため注意が必要となります。

以上です。
次回は卵アレルギーに関しての補足的な情報を記載し最後となります。

写真は去年のハロウィーンの時期に仮装して出かけたものです。
娘はキリン、息子は恐竜、愛犬はカボチャのかざりで楽しみました。

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