斜頭症をインターネットで検索すると、ヘルメット療法の会社のサイトかヘルメット療法を行っているクリニック、病院が必ずトップにあがってきます。そのため、知り得る情報はそれらのサイトでの情報がほとんどとなっていると思います。
ですが、YouTubeの動画を検索してみると患者目線(親目線)の動画や医者、助産師目線の動画など、違う視点で動画が作成されておりなかなか面白い動画が多いことに気がつきます。
私は動画作成は難しいですが、斜頭症に関連した動画を時間のある時に少しずつ閲覧していました。ざっと50本くらい視聴し、おっ!と目を引いたものを紹介していきたいと思います。
(誤字の変更、女医ママチャンネルの動画が非公開になったため内容を変更しました。2022/10/11)
この記事の目次
はじめに
YouTubeで斜頭症と検索すると出てくる動画のパターンは大きく4パターンになります。
1:ヘルメット療法をした、しなかった親御さんの観察の様子の動画
2:助産師が説明する動画
3:医師が説明する動画
4:整体師が説明する動画、企業の宣伝の動画
でした。
思っているよりも整体師の先生が斜頭症について動画をアップされていることに驚きました。
実際、研究で3Dスキャンしていた時も整体師の先生の相談も何回もされました。
整体に関しては私は専門でないため詳細はわかりません。整体に関しては賛成でも反対でもなく、エビデンスがないためわからないという回答になります。
ですが、結果として斜頭症がよくなるならご両親からするとありがたいと思います。
効果のありなしはご両親が判断していただければと思います。
りおなり夫婦のブログ
これは芸能人の稲垣早希さんの夫婦チャンネルで、お子さんがヘルメット療法をしたという内容です。視聴数は65万回再生で芸能人パワーを見ました。
内容もしっかりしていて、実際のご両親の不安や心配、金額的なことを含めてとても悩んでいることが伝わります。悩んだ結果、あたまの形クリニックで治療を開始しています。
これは約2年前の動画で、コロナ給付金でヘルメットを作成していました。
(やはり高いですよね。。。実際問題金額が1番の問題なんじゃないかと思わされます。。。)
上の動画では、実際の健診の様子も動画にアップされておりフォローアップの様子も確認出来ます。
その後の動画では改善して喜んでいる様子がアップされています。本当によかったです。
ヘルメット療法をするかしないかで迷われている方からすると、治療までの流れがとてもわかりやすいので参考になると思います。
やはりヘルメット療法は頭の形がよくなるというのは概ね論文通りです。
この動画の他にもヘルメット療法を行って改善したという動画は大量にYoutubeで見つけることが出来ます。
Hinano Yoshikawa 吉川ひなの
これも芸能人吉川ひなのさんと助産師の先生との対談動画。
対談相手の助産師の先生も物腰穏やかで説明がわかりやすいので、斜頭症についての導入としてはよいと思います。約25分ですが、あっという間に時間が過ぎます。
吉川ひなのさんのハワイ移住や、ライフスタイルは個人的に好きなので、他の動画も時間があれば覗いてみたいなと思っています。
12人産んだ助産師HISAKOの子育てチャンネル
まず、HISAKO先生の話がとても上手。すごい話してきます!見てるだけでパワーもらいます。
HISAKO先生は、基本的に重度でなければ頭の形は気にせずに、ヘルメットせずに育てていこう!少しの頭の形の変形なら、笑いに変えて乗り越えていこう!!
というポジティブな捉え方をされている先生です。ほとんど同意見ですが、上の動画6分30秒前後で「頭の形は遺伝する」という内容は絶対ではないと思います。
11分50秒、抱っこ紐で圧をかけないは正しいですが、そこでもむき癖を意識して、むき癖と反対側を向かせて抱っこする!がよりよいと思います。14分20秒からの内容は非常に同意します。お子さんの自己肯定感はとても大事です。
2つ目の動画もとてもわかりやすかったです。ただ、7分50秒前後の内容、「皮膚炎、皮膚トラブルでアレルギーになる」は少し言い過ぎかなと思いました。
ひなた助産院 佐藤亜紀~ママのあったかサロンひなた~
この先生も助産師の先生です。疾患の説明はとてもわかりやすく理解しやすいです。
ただ、あまりにも整体で頭の形が良くなっているので、せび助産師の先生方や整体の先生に論文を書いていただきエビデンス作ってほしいです。
(軽症中等症までの斜頭症はタミータイムで改善することはもともとわかっています)
サンディエゴキッズラボ
この方のタミータイムの動画はとてもよい教材になると思いました。
動画に出てくるお子さんの斜頭症は軽症であり、軽症の子に対して親御さんがやることをきちんとされています。
軽症の子を持つ親御さん向けとしてはとてもいい動画です。やはり海外で生活されているのでタミータイムは日常なのでしょうか。
繰り返しになりますが、タミータイムで斜頭症が軽症であれば、改善することはもともと論文でも言われています。この動画を参考に実践していただければよいと思います。
ゆきん
この方はヘルメット療法を選択せずに治療できたことを報告する動画です。自然によくなって本当によかったと思います。
mama女医ちえこ
産婦人科のちえこ先生が斜頭症について説明されています。
斜頭症の説明もわかりやすいのですが、ちえこ先生のお子さんが生後11か月から治療を開始したという内容が興味深いです。
ちえこ先生のお子さんは自然経過で改善がなく、重症の診断でヘルメット療法を選択しています。
ヘルメット療法の治療推奨時期より遅れて治療した方の意見なので、ギリギリまでヘルメット療法を悩まれている親御さんは参考になると思います。
ほどよい系主婦みさきん
この方は生後1か月のお子さんが左の向き癖があり、斜頭症で悩む母の気持ちの本音だと思いますので紹介しました。
育児は本当に大変です。自分自身も少しでも休みたいと思うから、お子さんが寝ている間はそのまま寝てほしい思うのはその通りだと思います。ですが、その際向き癖があり、頭の向きを調整しようとすると起きてしまうため、どうしたらいいかわからないという悩みです。
こういうご家族こそ、頭蓋変形の予防器具があれば解決します。研究を進めなければなりません。
- 番外編
私が個人的に気になったのは、同じ小児科のクリニックの先生が動画を結構あげていることです。日常業務に加えて、動画作成をしていることは本当に尊敬に値する行動だと思います。(動画作成が楽しくなければ継続は困難なはず)
コアラ小児科チャンネル
この先生が情報発信力No.1でした。ツイッターもインスタもTikTokもやってます。しかも1日のルーティーン動画も含め1年半で100本以上動画出しつつ、コロナ診療も全力でしてます笑
私は体力あるほうだと思ってましたが、この先生は私の2倍以上絶対働いてます。私も見習って頑張らなければなりませんね。
小児科医テルの育児チャンネル
内容もわかりやすいでが、この先生も、ブログ、You Tube、ツイッター、インスタもやってます。ツイッターを定期的につぶやくのは本当にすごいと思います。
Mayo Clinic Children’s Center
最後は天下のメイヨークリニックの動画で終了です。アメリカと日本で違うことを言っていないかの確認動画になります。今までのブログの内容通り、赤ちゃんのポジション調整とタミータイムがとても大事、ドーナツ枕は推奨しない。斜頭症の重症の子のみヘルメット療法を推奨という内容です。やはり斜頭症の正しい評価が1番大事なのだなと改めて感じます。
以上になります。
写真はトウモロコシ畑で収穫を楽しみ、茎を冒険棒として振り回している様子です。
夜ご飯は妻の作ってくれる大好物のトウモロコシごはんをいただきました。
私も動画作成をする日が来るのでしょうか。まずは定期的なブログ更新が私の目標です。
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