7月7日13時半から読み聞かせイベントを行うことをお伝えしましたが、夏におすすめの絵本もイベント内で紹介していきたいと考えています。
なんとこれらの絵本の選定は、今回読み聞かせのイベントを行う元幼稚園教諭の先生と、
元小学校図書館司書の方にしていただきました!
素晴らしい絵本の選定です。
梅雨、七夕、梅雨明け、夏へという季節の移り変わりを感じさせてくれるラインナップです。
今の季節にぴったりですので参考にしていただければ幸いです。
これらの本は実際購入していますので、クリニック受診の際はぜひ手にとってご覧いただければと思っています。
秋になりましたら、また司書の方へお願いして選定をしてもらいましょう!
これからも季節ごとに絵本を紹介していければよいですね。
では紹介していきましょう!(本の紹介の文章は私の個人的な感想です。)
この記事の目次
がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん – 作 安西水丸 福音館書店
この絵本は、誰もが知っている「がたんごとんがたんごとん」の続編です。
汽車が海辺をがたんごとんと走ります。海に関連したお客さんたちが汽車に乗り込んできます。
おなじみの安西水丸さんのリズミカルな言葉とユーモアあふれるイラストが、子どもたちに夏の楽しさを伝えてくれます。個人的にはとうもろこしの絵がかわいくて好きです。
はなびドーン – カズコ・作 G・ストーン 童心社
夏の夜に打ち上げられる花火の美しさをさまざまな音と一緒に表現した絵本です。
絵本を通じて夜空に広がる美しい光景を楽しめます。
この本は、絵本の基本技術である繰り返しをうまく多用しています。
最後にでてくるニコちゃんの花火は特にお子さんにとって本物の花火を見たときの魅力をより感じることができると思いました。
こぐまちゃんのみずあそび – 作 わかやまけん こぐま社
みんな大好きこぐまちゃんシリーズ。こぐまちゃんが庭で水遊びを楽しむ姿が描かれた絵本です。こぐまちゃんの絵はなぜか安心感を感じます。私だけでしょうか。昔からある、名作といわれる絵本は独特の安心感があるのですよね。
わが子はこぐまちゃんが金魚とアリに水をあげているシーンで爆笑していました。
こぐまちゃんがナチュラルに金魚やアリをいじめているのを見て、ダメだよといいながら笑っていました。
ぞうくんのあめふりさんぽ – 作 なかのひろたか 福音館書店
「ぞうくんのさんぽ」シリーズの2作目、ぞうくんがかばくんと雨の日に池の中を散歩する物語です。梅雨の時期、雨の日がふえてきた日にお子さんと散歩をするきっかけとなる本になるかもしれません。
この本は絵本のお約束、3段落ちをうまく使用してお子さんを飽きさせない工夫をしています。カメさんが3番目にでてきますが、そのシーンでのお子さんの目がキラキラしているのに注目したいところです。
たなばたバス – 作 藤本ともひこ 鈴木出版
この絵本は、七夕の日に雨が降ってしまいバスくんとねずみさんが織姫様を助けに出発する絵本です。絵本の絵が楽しいだけでなく、七夕という伝統を絵本を通じて楽しく知ることもできる本です。
七夕バスがくしゃみをするシーンがあります。このシーンでお子さんの笑いを誘うことができますので、読み手のテクニックの見せ所です。私は大きな声をだすことしかできませんでしたが笑。
なつのおとずれ – 作 かがくいひろし PHP研究所
この本は梅雨明けから夏にかけての季節の移り変わりを表現した絵本です。かがくいひろしさんの絵はなんといっても子供が大好きで、その絵に自然と引き込まれます。
そうめん流しのシーンが後半にあります。七夕バス同様読み手の見せ所があります。
コッコさんとあめふり – 作 片山健作 福音館書店
コッコさんが夏の雨の日にてるてるぼうずをつくっている様子を描いた絵本です。梅雨の時期、雨の日にてるてるぼうずをつくる、この行為を大人になると忘れがちです。私ははっとさせられました。子供とてるてるぼうずをつくるきっかけになる本ですね。
てるてるぼうずさんが疲れてしまったという表現も含めてかわいいです。個人的にはコッコさんのまゆげが好きです。
おじさんのかさ – 作 佐野洋子 講談社
雨の日、おじさんが持っているかさが大切すぎてさせないという作品です。
大切なものを使わずにとっておく気持ち、ものは使ってこそ意味があるということ。
お子さんとお話をするきっかけを与えてくれる本だと思います。
かたつむりのひみつ – 作 黒住耐二 ひさかたチャイルド
かたつむりのことがよくわかるようになる写真の絵本です。なかなか東京でみることは難しいですが、光が丘公園では見ることができるかもしれません。ぜひこの本をみてかたつむりの生活を観察しに行きましょう。
最後のマイマイの紹介、アフリカマイマイの大きさにびっくりします。
なつのいちにち – 作 はたこうしろう 偕成社
この絵本は、夏休みの1日、虫取り網を持って山へ向かう少年を描いた作品です。
第二の故郷、静岡の山や田んぼ道、海を彷彿とさせる描写はこの絵本の大きな魅力です。
やはり都会では味わえないこの自然を子供たちには体験させてあげたいです。(虫を触るのは相変わらず苦手ですが)
ありとすいか – 作 たむらしげる ポプラ社
ありという小さな生き物が、大きなすいかを巣に運ぼうとする絵本です。単純にすいかが食べたくなる絵本です。すいかを自宅で食べた後この本を読むとより楽しめると思いますよ。
はちうえはぼくにまかせて – 作 ジーン・ジオン ペンギン社
夏休みなのに、どこへも旅行に行けないトミーくんが、自宅で鉢植えをあずかるというアルバイトの様子を描いた本です。
こどもを見守る父親が、顔にはでてしまっていますが、決して否定しない点も注目です。
ダメと言わずに子供を見守る、、、大変ですが、とても大事です。。。
ウエズレーの国 – 作 ポール・フライシュマン あすなろ書房
この絵本も夏休みが題材です。自由研究中にウエズレーが自分の文明をつくるというファンタジックな世界観が美しい絵本です。自分らしさを大切にするという考えを改めて教えてくれます。
この絵本は衝撃がはしりました。新しいものの見方、世界観を絵本から得られるとは思いませんでした。
今回の私のベスト本はこれです!!
ぜひ親御さんに見てほしい絵本です。
よあけ – 作 ユリ・シュルヴィッツ 福音館書店
夜明け前の朝の静けさとその特別な時間が描かれた絵本です。
キャンプをした方なら絶対わかる、夜明け前の静かで、でも不思議な高揚感のある世界観をみとごに絵本に閉じ込めた作品だと思います。
文字の少ない絵本でこども向けとなっていますが、大人のほうがしみる絵本だと思います。
まとめ
14冊の絵本を紹介しました。
どれも名作です。
子どもたちにとって夏休みや夏の自然を楽しく学ぶよい機会となってくれると思います。
もともと私は絵本と現実の世界のリンクが育児においてとても大事であると考えており、これらの絵本も現実世界ととてもリンクしやすい内容かなと思います。
紹介した絵本の順番で0歳から小学生向けへと難易度がすすみます。もしよければクリニックで確認していただいたり、購入してみたりしてみてください。
以上になります。次は七夕イベントの詳細をお伝えしますね。
絵本のラインナップありがとうございます!
初めて見るものもあったり我が子の好きそうなエホンもあり、そして私が気になる本もあり。是非手にしてみたいです。
七夕イベントにもお邪魔したく思っています♪朝イチじゃなくて…よかった(笑)
夫も普段診察に同行できないので伺えるのを楽しみにしていました!
あとは、今保育園で流行っている手足口病に罹患せず元気に七夕当日を迎えられるように祈るばかりです
あんこ様
コメントありがとうございます。
絵本の著作権があるようで、ガンガン写真を載せられずすみません。
ウエズレーの国、ぜひクリニックで確認してみてくださいね!
連日暑い日が続いていますし、発熱の子も多いです。
ご無理なさらずに、でも楽しみに待っていますね。
今回の読み聞かせイベントも優秀なクリニックスタッフに恵まれたおかげで開催できます。
私は本当にラッキーな人間です。スタッフ、お子さんと親御さんへ感謝しかありません。いつもありがとうございます。
能登
しりとりのだいすかなおうさま、なかむらしょうこさま、とても、たのしかったです。1300えんぐらい。しりとりが、えほんに、なるんですね。びっくりしました。ちいさいおこさまが、よろこびますね。あと!はちがいみみさまの、うきわねこも、ふしぎ、です。うきわに、のって、そらをとびます。おじいさんのとこついて、さかなつりします。あと、おくりものはなんにもないも、いいですよ、あと、くろねこのおきゃくさま、ねこちゃんが、かみさまでした。あと、ちぬろっぷのきつねです。さいごの、そらから、ゆきのはながふってきて、おやこは、しんでしまいます
あかぎすみこ様
コメントありがとうございます。
もしかしたらお子様がコメントをしてくれたのでしょうか。
もしそうであれば嬉しいです。
いっぱい絵本を読んで楽しんでくださいね。
今後ともよろしくお願いします。
能登