絵本の読み聞かせをするとなにがよいの? vol.2 アメリカの現状を知る

前回の記事は、幼稚園の時期に読み聞かせを毎日していると、小学生以降でのひとり読みの読書習慣がつきやすいという内容でした。

その上で、言語発達に関して海外の論文、特にアメリカではどのような状況なのかを確認していきます。まず間違いやすい言葉の定義からすすめていきます。

「言語発達」と「読み書き」は別物で考えましょう。

これから読み聞かせについての文献を解説していきたいのですが、混同しやすいので確認します。

喃語から一語文、二語文と言葉を話す過程を「言語発達」といいます。

赤ちゃんは話すことができてから、文字を認識して読むことが出来ます。
文字を読むことができてから文字を書くことが出来ます。

当たり前のようですが、大事なことなので記載しました。
話す→読む→書くです。

ここからアメリカの現状をお伝えしていきますが、論点となるのは「読み書き」です。
別の表現では「識字」ですね。
識字とは日常生活で用いられる簡単で短い文章を理解して読み書きできることをさします。

識字が出来て初めて読解力へとつながります。

日本では識字率はほぼ100%と言われています。小学1年生でひらがなを習います。そこで読み書きのトレーニングがされます。義務教育の賜物ですね。

アメリカの識字率は79%と言われており、21%の成人は読み書きができないと2024年1月に報告されています。詳細は下記サイトをご覧ください。

ちなみにこのサイトでは2013年、グレード4(小学4年生)で66%の児童が読み書きが苦手であると記載があります。もう一度言います、アメリカでは2/3の児童が読み書きが苦手なのです。

日本と様子が全然違います。

そのため、海外の論文を調べてみると、絵本の読み聞かせにフォーカスした言語発達の論文ではなく、読み書き、識字についての研究論文が多数報告されていることに気がつきます。

本題に入ります。頑張ってついてきてくださいね。

アメリカにおいて、読み書きができない子供がふえていることが社会問題になっている。

Developing Early Literacy: Report of the National Early Literacy Panelという2008年に発行されたアメリカにおける読み書きについてのレポートがあります。言語発達、識字についての研究論文をまとめたレポートで、今回の文献では1番大事だと私は思いました。

概要を説明していきます。
下記にPDFの本文のリンクを貼っておきますのでより詳細を知りたい方はぜひ。

https://lincs.ed.gov/publications/pdf/NELPReport09.pdf

2000年に報告された、アメリカのグレード4(日本でいうところの小学4年生)の37%が基本的な読解力が基礎以下であるということが、全米学力調査(National Assessment of Educational Progress)で明らかになりました。そして低所得層、少数民族で顕著であり、(ラテン系アメリカ人の56%、アフリカ系アメリカ人の60%が基礎以下のレベルであった)その後の中学生、高校生、成人と読み書きのレベルが向上しないことも明らかになりました。

そして、就学前の読み書きのレベルがその後の成人での読み書きのレベルを決定してしまうということもわかってしまったのです。

アメリカにおいて、幼稚園から小学1年生になる児において読み書きの到達度にかなりの差があることも明らかとなっており、幼児期の認知能力と言語能力の発達が、その後の学業成績に関連していることも報告されています。

そのため、アメリカでは子どもたちが読み書きの学習を成功させるために、家庭、幼稚園、保育園で何ができるだろうかという議論がされるようになりました。

読み書き能力を高めるための介入として

  1. 子どもへアルファベットを教えるプログラム(主に子どもに読み書きの指導介入をおこなう)
  2. 子どもへの絵本の読み聞かせ(単純に読み聞かせを行う研究と読み手と子供の相互作用を推奨した研究の2つをすすめる)
  3. 親と家庭のプログラム(主に親に言語的、認知発達を刺激するための技術指導をおこなう)
  4. 保育園、幼稚園へのプログラム(就学前の教育に対して介入をおこなう)
  5. 子どもへ言語発達を教えるプログラム(主に子どもに話し言葉での言語の指導介入をおこなう)

5つの介入研究のレビューがおこなわれました。それぞれの結果は、

1についてのアルファベットの介入は早期に子どもたちの読み書きができたとして効果を示しました。
2についての読み聞かせは、子どもの活字の知識(語彙力)と口頭言語能力に対して効果を示しました。
3については、子どもの口頭言語能力一般的な認知能力に対して効果を示した。
4については、スペリング読解力に対して効果を示した。
5については、子どもの口頭言語能力を統計的に有意な程度まで高めることに成功した。

以上の結果から、それぞれの介入で伸びる能力は違えど、家庭や幼稚園で言語発達について出来ることはたくさんあることがわかりました。

ここで注目すべきは介入の方法で効果を示したのは、言葉の発達は2.3.5番読み書きについては1.4番でした。

ただし、アメリカにおいてはとても悲しいですが、言語発達や読み書きに関しては両親の教育レベルや経済状況に大きく相関していると多くの報告があります。

海外の言語発達の論文は経済状況とセットで語られている

先ほど紹介したレポート以外にも、海外の論文をみてみると、乳幼児の言語発達に関しては絵本との関連ありきからは述べられず、経済的な格差により言語発達に差がでるという報告が多いことに気が付きます。

例えば、親の会話を聞いて子どもは言語を獲得するため、親の社会的、経済的地位によって親の言語能力に個人差が生じ、その言語能力の差が子どもの言語発達に影響する1)、という保護者側からすると絶望を覚える論文が報告されています。

その他、子どもが聞く話し言葉の語彙量のばらつきが言語能力の個人差に影響するため、保護者の語彙の多様性は子どもの語彙の増加やその後の言語習得に強く関連するという報告2,3,4)が続きます。

それくらい親からのお子さんへの会話、語彙力がとても重要であるということを示しています。
ただ、子どもの言語能力が親の語彙力で決まるなんて言われたら、自分の語彙力でよいかとても心配になります。
その語彙力の助けとなるのが絵本の読み聞かせだよ!とつなげていくのですが、その前に1つ情報を補足します。

子どもへの絵本の読み聞かせは日本では一般的ですが、世界的にみると、低所得地域においては決して一般的ではないという論文5,6,7)があります。
(この3論文では30-50%のご家庭しか読み聞かせをしていないというデータでした。読み聞かせの頻度が低ければ言語発達が遅れる、活字に対して慣れないため読み書きが遅れるという悪いループに入る可能性があります。)

前回の記事で日本では9割の方が月に1回は読み聞かせをしています。日本は図書館も多く、いかに裕福で恵まれた国であるかを実感します。
絵本がすぐに手にはいる環境で我々は生活をしていますので、使わない手はないということを再度実感してほしいなと思います。

早期の絵本の読み聞かせはお子さんの言語能力、語彙力があがることがわかっている

あたらためて、絵本の読み聞かせで何がよくなるのか。(先ほどのレポートの第4章153ページからも参考になります)

具体的には、子どもの口頭の言語能力、語彙力があがるになります。
これらの報告は先ほどのレポートの他にも多数論文化8,9,10)されています。

そして読み聞かせを行った児に関しては、楽しみのために読書をする意欲があがった算数の文章題の成績もよい点数であったとも報告8)されています(算数の文章題は言語理解を伴うため)ただし、読解力や計算力との関連はなかったようです。
その他、物語の予測が出来るようになること、道徳的な教訓を学ぶことなどがあげられています。

では、なぜ本の読み聞かせをおこなうことで言語能力、語彙力があがるのでしょうか。

本に出てくる表現(語彙数)は話言葉の語彙よりも多様性が多くなる

親子の絵本のやりとりは、本を介さない親子の会話よりも、親の語彙の多様性と複雑さがより多くなるということがわかっています11)

本でみられる語彙が複雑であるため、本に関連した親子の会話の語彙の使用が多様化するということです。
そのため、本を読み聞かせることで親から子への会話で語彙数が増えるため、本の読み聞かせが推奨されるというわけです。

結局手を変え品を変え、親からのお子さんへの会話、語彙が重要であることを科学的に証明できたということになります。

ただ読み手の話し方や読みながらのお子さんへのアプローチをさらに介入するとどうなるかという研究があります。

対話形式での読書でより読み聞かせの効果はあがる

先ほどの読み手の会話、語彙が重要であるということの補足情報を記載します。

読み手の親が子どもへ物語の内容や本の挿絵について質問し、お子さんが答えるという対話形式での読書や、お子さんがただ受動的にお話を聞くのではなく能動的な役割がある場合、より発語の語彙数に有意差がでているというデータがあります12)

本の読み聞かせによる効果は、本の内容について、読み聞かせ以外の場所でおこる会話で最大化されるという報告もあります13)

当たり前ですが、大人は読み聞かせ中に子どもに対してはっきりと話しかける必要があります。子どもに向けられていない会話では子どもの口頭言語能力は向上しないことが報告されています14)

前回のベネッセの報告にあった通り、子どもはなかなか読み聞かせを聞いてくれないので正直難しいのですけどね。
ただ、読み聞かせ以外での会話もとても重要であるため、絵本を会話のツールとして使用するというところの根本は変わらないになります。

同じ本を何回も読むことでより効果を生む

同じ本を繰り返し読むことも、子どもの関心を高めることや、言語能力の強化につながることが報告されています15)

子どもの語彙力は同じ本を2回以上読むと強化されるのに対し、1回読んだだけでは語彙力が向上しないという報告があります16)
そして馴染みのある本を何度も読む子どもは、新しい本を読むときよりもその本についてよく自分から話すことがわかっています17)
親子で同じ本を何度も読むと、関連する内容や自分の経験についてより多く話すようになり、子どもの世界に関する知識が高まることもわかっています18)

親としてはとても大変ですが、何度も何度も同じ本を読むことは言語発達においては理にかなっているということになります。頑張ってお子さんに付き合いましょう!

絵本の読み聞かせで「読み書き」の能力向上のエビデンスはない

ここまで絵本の読み聞かせが口頭の言語能力、語彙力があがることを説明してきました。

ですが、注意しなければならないのは読み書きの能力向上についてはエビデンスはないということです。

これは結構重要なことで、「読み書き」の学習においては、絵本の読み聞かせだけでよいは間違いになります。

絵本の読み聞かせが万能であるように語られていますが、実は盲点なのかなと思います。

しかし、いろいろな論文で絵本の読み聞かせで読み書きの能力があがる可能性があるというような思わせぶりな記載はされています。これはどういうことなのでしょうか。

とてもわかりやすい読解力獲得のモデルの図が論文にありましたので紹介します。

家庭での読解力獲得モデル

論文内13)ではHome Literacy Modelとして紹介されている図に日本語を添付してお示しします。日本語訳は、「家庭での読解力獲得モデル」になるでしょうか。

1段目:絵本の読み聞かせをすることで、口頭言語能力があがり、本を読むことで活字にふれて読解力があがる。

2段目:ご両親による読み書きの指導が行われ、1段目の本を読むことで言語能力と読み書きの能力がミックスされて、小学1年生から3年生の間で読解力が養われるという考え方です。

この図をみると、絵本の読み聞かせがとても大事なことがわかる一方、読み書きの指導を保護者の我々が別できちんとする必要があることを実感します。

日本古来から言われている「読み書きそろばん」は最低でもやっとけ!と言われたことを思い出します。大事なことなのですね。図からも直感的に理解することが出来ます。

ここまでみなさんついてきてますでしょうか。

ただ、次のブロックはさらにキツイ内容になりますので心して読んでください。
我々保護者が喝をいれられる内容に続きます。

読書をすすめる保護者の人物像について

海外の論文を読みすすめていくと、子どもの言語獲得や読書習慣、絵本の読み聞かせについては、読み聞かせをする保護者個人の人物像がとても大事であるということがどの論文でも記載されています。

一言で言うと、「読書に対してリテラシーの高い親になりなさい」です。進めます。

教育と読書が子どもの発達に重要だと考える保護者は、子どもと一緒に読書をする活動をより優先的に選ぶことがわかっています。
そして読書を楽しむことが出来る親は、子どもと一緒に読書を積極的に行う傾向があることが報告されています19)
2011年の報告ですが、そもそも保護者の言語能力と読解力は余暇時間の読書に大きく依存しており、それが読書の共有の質と量を決定する可能性が高いことがわかっています20)
読解力の低い保護者は、読解力の高い保護者に比べて子どもと一緒に読書をする頻度が低いこともわかっています21)。論文内では、読書が読解力の低い親にとってあまり楽しい余暇活動ではないからだろうと記載があります(著者の言葉のチョイスが厳しすぎる!)
読書を学習の根源であると考えている保護者は、子どもに質問したり、教科書以外の情報を子どもへ提供したりといった、学習をサポートする行動をとる可能性が高いことが報告されています。
また、読書は楽しいものであるべきだという考えの保護者は、子供へ賞賛や励ましを与えるなど、お子さんに対して肯定的な態度、行動をとる可能性が高いことも報告されています22)

上記内容以外にも、読書に伴う親のリテラシーについての論文が少し調べただけでも20本以上見つかります。

ここまでの情報をまとめます。

  • 本の読み聞かせを通じて、親と子供との会話のやりとりが言語発達には1番重要である。
  • その上で、親の読書習慣や行動、言動、性格などが子供の言語発達に影響する。
  • 我々保護者の読書に対しての知識を高めることが重要である。

海外の論文はそう言い切っております。 

つまり、親自身が成長する姿を見せないと子どもが勝手に成長するなんてことはない。

非常に厳しいお言葉です。。。
全力で論文から喝をいれられました。ただ、私は頑張れ!と言われているようにも受け取りました。

これらをふまえた上で先ほどの家庭での読解力獲得モデルの修正版が提示されています。

修正版 家庭での読解力獲得モデル

1段目が修正されていますので追加で説明していきます。
絵本の読み聞かせ、いわゆる親から子供への一方向の会話ではなく、親、子、本の3つを介した関係が重要である。その上で、親の我々は、

  • 親自身の読書習慣があるか
  • 読み聞かせに関する信念や態度が備わっているか
  • 読み聞かせや、その本に関連した会話を子どもの注意を引き付けて維持することが出来るか
  • さまざまな年齢の子どもと読書をするために適した本を選ぶ能力があるか
  • 子どもの言語レベルに合わせて読書以外の会話を調整する能力があるか
  • 自宅に児童書を用意しているか
  • その本は語彙や文法の多様性や物語構造などの児童書の特性を踏まえたチョイスがされているか

が重要となる。

その上で、親と子の言語レベルが低いか高いかにより読解力に差がでるということになります。

言われてみれば、ベネッセさんの報告でも、お子さんと本について親子の楽しいやりとりができていたか、家に蔵書が多いかどうか、保護者の方が自分で能力を高めるために勉強をしているか、保護者が本を読む大切さを伝えているかなどが記載されていましたね。

ベネッセさんの報告をされていた専門家の方たちは、多分これらの事実を知っていて、表現をマイルドなものに変更して発表されていたことがわかります。ベネッセさんはとても日本的で優しいですね。

以上になります。

以前に言語発達についてのブログ記事を記載してから、読み聞かせについて何を聞かれても出来るだけ知っている状態に持っていくため論文や教科書を読み漁りました。
少しでも私の知り得た情報が皆様へ伝わればよいなと思います。

海外の論文の内容はとても厳しいですが、知っておいたほうがよいとは思います。
なぜなら、アメリカの高所得のご家庭は自宅で自然と実践している可能性が高いからです。
時間は有限ですから全てやらなければならないわけではありません。
ただ、1日ちょっとずつの積み重ねなのかなと思います。

日々成長出来る、自分は変えられる。松岡修三さんに励まされていると思って私も少しでも前進できるよう頑張りたいです。

これらを踏まえて、次回は私の考えを述べたいと思います。

1) Hoff E. The specificity of environmental influence: socioeconomic status affects early vocabulary development via maternal speech. Child Dev. 2003 Sep-Oct;74(5):1368-78. doi: 10.1111/1467-8624.00612. PMID: 14552403.
2) Weisleder A, Fernald A. Talking to children matters: early language experience strengthens processing and builds vocabulary. Psychol Sci. 2013 Nov 1;24(11):2143-52. doi: 10.1177/0956797613488145. Epub 2013 Sep 10. PMID: 24022649; PMCID: PMC5510534.
3) Weizman ZO, Snow CE. Lexical input as related to children’s vocabulary acquisition: effects of sophisticated exposure and support for meaning. Dev Psychol. 2001 Mar;37(2):265-79. doi: 10.1037/0012-1649.37.2.265. PMID: 11269394.
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5) Bradley RH, Corwyn RF, McAdoo HP, Coll CG. The home environments of children in the United States part I: variations by age, ethnicity, and poverty status. Child Dev. 2001 Nov-Dec;72(6):1844-67. doi: 10.1111/1467-8624.t01-1-00382. PMID: 11768149.
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13) Grolig L. Shared Storybook Reading and Oral Language Development: A Bioecological Perspective. Front Psychol. 2020 Aug 26;11:1818. doi: 10.3389/fpsyg.2020.01818. PMID: 32982820; PMCID: PMC7479231.
14) Shneidman LA, Arroyo ME, Levine SC, Goldin-Meadow S. What counts as effective input for word learning? J Child Lang. 2013 Jun;40(3):672-86. doi: 10.1017/S0305000912000141. Epub 2012 May 10. PMID: 22575125; PMCID: PMC3445663.
15) Fletcher K. L., Jean-Francois B. (1998). Spontaneous responses during repeated reading in young children from “at risk” backgrounds. Early Child Dev. Care 146, 53–68. 10.1080/0300443981460106
16) Horst JS, Parsons KL, Bryan NM. Get the story straight: contextual repetition promotes word learning from storybooks. Front Psychol. 2011 Feb 17;2:17. doi: 10.3389/fpsyg.2011.00017. PMID: 21713179; PMCID: PMC3111254.
17) Fletcher K. L., Reese E. (2005). Picture book reading with young children: a conceptual framework. Dev. Rev. 25, 64–103. 10.1016/j.dr.2004.08.009
18) Haden C. A., Reese E., Fivush R. (1996). Mothers’extratextual comments during storybook reading: stylistic differences over time and across texts. Discourse Process. 21, 135–169. 10.1080/01638539609544953T
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20) Mol SE, Bus AG. To read or not to read: a meta-analysis of print exposure from infancy to early adulthood. Psychol Bull. 2011 Mar;137(2):267-96. doi: 10.1037/a0021890. PMID: 21219054.
21) Neuman S. B., Kaefer T., Pinkham A. M. (2018). A double dose of disadvantage: language experiences for low-income children in home and school. J. Educ. Psychol. 110, 102–118. 10.1037/edu0000201
22) Breitfeld E, Potter CE, Lew-Williams C. Children simultaneously learn multiple dimensions of information during shared book reading. J Cogn Dev. 2021;22(5):744-766. doi: 10.1080/15248372.2021.1939353. Epub 2021 Jun 28. PMID: 34744519; PMCID: PMC8570620.

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