サンスカイクリニックおすすめ、秋の絵本15選!

秋のおすすめ絵本を追加でクリニックで購入しましたので紹介していきたいと考えています。

今回も絵本の選定も元小学校図書館司書の方にしていただきました!

外もすっかり涼しくなってきました。
今回も季節の移り変わりを感じさせてくれるラインナップです。

これらの本は実際購入していますので、クリニック受診の際はぜひ手にとってご覧いただければと思っています。

では紹介していきましょう!(本の紹介の文章は私の個人的な感想です。)

『とってください』- 作 福知伸夫 福音館書店

かめさんがいろいろな食べ物や物をとってもらうという作品です。
くりかえしの手法がはいっており幼児が喜ぶしかけがふんだんに盛り込まれています。

紅葉の葉をサイにとってもらうところでカメさんが喜んでいるのは見ていて微笑ましいです。

『ハロウィンのかくれんぼ』 – 作 いしかわこうじ ポプラ社

この絵本は、めくっていくたびにハロウィンに関連したグッズが英語の単語と一緒に紹介されていく絵本です。
ページにはパンプキンやこうもりなどの形に型抜きされたページがめくるたびに色をかえて表れるため、幼児にとっては色の変化も楽しめる絵本になっています。

幼児向けのハロウィン本としてぴったりだと思います。

『14ひきのおつきみ』- 作 いわむらかずお 童心社

みんな大好き、いわむらかずおさんの14ひきシリーズの秋バージョン、お月見です。
いわずと知れた名作なので紹介するまでもないかもしれません。

その他のシリーズも楽しいのでぜひ見ていただければと思います。

『モミジのつばさ』 – 作 ネイチャー・プロ編集室 偕成社

モミジについて詳しく知れる絵本です。
モミジの実が風に乗って遠くに飛ぶ、くるくるまわって落ちていくことを絵を通じて知ることが出来ます。
実際これから紅葉の季節ですから、赤く色ついた葉だけをみるのではなく、地面に落ちた実を子供達をさがしてみようと自然に思ってしまったほどです。

『パパ、お月さまとって!』 – 作 エリック・カール 偕成社

この本はエリックカールさんの名作の1つですね。アマゾンで間違えて小さい本を購入したことを後悔しました。(ただお子さんからすると読みやすいかもしれません)

娘のモニカさんがお月様と遊びたいという願いをお父さんが叶えてあげるストーリーです。長いハシゴをもってお父さんが月へ話しかけに行くシーンはファンタジー感があって個人的にはとても好きです。しかけもついていますのでぜひためしてみてください。

『もりいちばんのおともだち』 – 作 ふくざわゆみこ 福音館書店

この絵本は、秋に収穫される農作物をクマとヤマネが育てるというストーリです。

体の大きいクマと体の小さなヤマネ、この2匹が農作物を育てていくのですが、ヤマネの育てている農作物がうまく育ちません。でも最終的に、、、。

優しいクマさんとヤマネのやりとりが心温まるストーリーとなっています。秋の季節、育てた農作物を家で食べながらこの絵本を読みたいなという気持ちにさせてくれます。

『もりのかくれんぼう』 – 作 末吉暁子 偕成社

この本はまさにサンスカイ向きで、本を読んだ帰り道に実際に絵本の世界が現実におきるかも?というような話をお子さんとできる本です。
登場人物は団地で暮らしている女の子。(まさに光が丘団地のような感じ!)
兄を追いかけて生垣にはいるとそこは山の中。もりのかくれんぼうと動物達とかくれんぼをするというお話です。

絵本の中で上手にかくれている動物をさがす楽しさと秋の色づかいが素晴らしい絵本です。
兄弟で診察に来た時に、待合室でおにいさんが下の子へむけて読み聞かせをしてあげてほしい1冊です。

『トリックオアトリート』 – 作 岡村志満子 くもん出版

この本は実際海外でおこなわれているようなハロウィンに家に子どもたちが遊びに行き、おかしをもらう情景を楽しく描いた作品となっています。
実際ハロウィンの日にお菓子をもらってこの本を読むとよりハロウィンの日が楽しめると思います。

最後のページは暗闇の中でおばけが光るしかけがあり、子供達も大喜び間違いなしです!

『かえってきたさけ』 – 作 フレッド・フレガー 文化出版局

さけの一生をえがいた本になります。とても教育的な内容でした
卵から稚魚となり川をくだり海へでて、大きくなってかえってくるまでをストーリーとしてつたえてくれます。

時にさけが食べられそうになったり、つかまったりしそうになり、絵本なのにハラハラドキドキさせられます。
昔小学生の時、さけの卵から稚魚まで育て、育った稚魚を川へ放流するという授業、忘れていた記憶を思い出しました。

秋鮭を食べる時、お寿司屋さんでサーモンをいただくとき、改めて感謝していただこうと思いました。

『魔女図鑑』 – 作 マルカム・バード 金の星社

この絵本は在庫がないようでクリニックにまだ届いておらず、読めていません。ただ、表紙だけ見てもおもしろそうな雰囲気がでています!届きましたら本棚に置いておきますので楽しみにしていてくださいね。

『ほしじいたけ ほしばあたけ』 – 作 石川基子 福音館書店

個人的には、この絵本が1番子供達と盛り上がりました
ほししいたけの夫婦が主役の物語。ほししいたけのおじいさんとおばあさんがきのこの村での生活が描かれています。

きのこの村であるトラブルがおきてしまい、ほしじいたけが助けに向かい、水につかってしまって、、、

この後の展開が面白すぎて、親子で大爆笑しました。
秋の食べ物の代表、ほししいたけを実際にスーパーで購入して水につけてみるものよいと思います。

『もりのほうせき ねんきん』 – 作 新井文彦 ポプラ社

ねんきんというきのこではなく、菌を紹介する本です。
この作者のねんきんに対する余りある愛を感じる絵本です。

冬になる前に山に出向きねんきんが生えていないかを実際確認したくなる本です。

ほしじいたけ、ほしばあたけの流れからも、きのこに関しては興味がわいていましたので、実際見に行くと、ねんきん!ねんきん!!と子ども達は大喜び!(私も)

現物は、きのこなのかねんきんなのかの判別はつきませんでした。もう少し勉強が必要でしたので反省です。
ただ、山道を歩くだけの行動が、子ども達が自主的に観察したり、道のすみを見て歩いたりと物事の見方が変わったのは絵本の力だなと感じました。

『1つぶのおこめ』 – 作 デミ 光村教育図書

今回の私のベスト本はこれです!!

内容はとてもシンプル、インド式の算数の絵本で指数関数の二乗の話です。
町の娘がインドの王様から米を最初1粒で毎日倍の米を30日連続でもらうという内容です。
最初は1粒、2日目は2粒、3日目は4粒といったかたちです。30日目には何粒になるのでしょう。

お米の収穫は秋なのでこの絵本を先生は選書されたと思うのですが、絵本で算数や数字の概念に興味をもつという考えはありませんでした。インド式計算法というのがあるくらいですからインドでは幼少期からこのような絵本で数字に慣れ親しんでいるのでしょうね。
とても勉強になりました。

『月へ行きたい』 – 作 松岡徹 福音館書店

この絵本はどうやって月へ行くかを真剣に楽しく解説してくれる絵本です。私は宇宙に興味があるのでこの絵本は大人でも楽しめる内容になっています。最後のページで「きみならどんな方法で月へ行きますか?」の質問でご家族でお子さんの意見を聞いてみるのがよいと思います。

子供達の新しい発想を聞いて、本気で考えてみたら将来本当に実現するかもしれません。

個人的には宇宙エレベーターを期待しています。少しずつ階をあげていく過程で地球全体を見ることができたら、、、なんてすばらしいのだろうと想像しています。

『「和」の行事えほん2 秋と冬の巻』 – 作 高野紀子 あすなろ書房

この本は親御さんががお子さんへ絵をみせながら読んでほしい絵本です。

当院には「和の行事えほん春と夏」がありこの本で完結です。
日本の伝統である行事を絵本として2冊で振り返ることが出来ます。
日本の伝統行事を家庭で出来るだけおこなうこと、お子さんに伝えてあげること、は私はとても重要だと考えています。

もしよければ1回は手にとってみていただければ幸いです。

まとめ

15冊の絵本を紹介しました。
やはり今回も自分では選ばない作品に出会えました。

司書の先生の選ぶ本は、
・幼少期の絵本を楽しいと感じ本を好きになる入口の絵本。
・乳児期の絵本で知り得た情報を普段の生活で発見するような、なにかの気づきを促すような絵本。
・小学生以上向けの楽しいけれど、どこか教育的な側面をもった、驚きや興味を持たせるような絵本。
年齢ごとの興味をうまく引き出すようなレベルの本を選ばれているように感じます。

選書のバランスが秀逸でやはりプロだなと私は感じました。
この情報をシェアし共有することで皆様のお役にたてればと思います。

冬になりましたら、また司書の方へお願いして選定をしてもらいましょう!
これからも季節ごとに絵本を紹介していければよいですね。

以上になります。

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